こんにちは、さくらです。
今の仕事が辛すぎて心が壊れそうな方へ。
逃げられるなら今すぐ逃げてください。
でも、急に仕事を辞めて無職になる勇気がないという方。
その気持ちはとてもよく分かります。
社会人一年目の時の私は、目の前の仕事が辛すぎて、数ヶ月かけて転職活動をする余力なんて全くありませんでした。
一方でいきなり無職になる勇気もなくて・・・
結局毎日耐えているだけでした。
でも、一歩だけ踏み出したら一気に全てが良い方向に転がりました。
本日はそんな私の経験をお話しすることで、あなたに一歩を踏み出す勇気を与えられたらいいなと思います。
当時の私の心理状態

当時担当していた顧客はとにかく理不尽な会社でした。
自分のミスが原因で起きたことを私に「なんとかしろ!」と怒鳴りつけ、物理的に1ヶ月かかるものを「2日でやれ!」と怒鳴りつけられていました。
それでも私は配属されたばかりで右も左も分からず「お客さんが言ってることは守らなきゃ」と内勤の方に無理をお願いして、その人からも「そんなの無理だ」怒られて。
本来頼りになるはずの上司は社長のコネで入社し、社歴も浅く、日中ずっとYoutubeを見てサボっているような人で、自社の商品知識も新人の私以上にありませんでした。
当然指示も見当違いで、上司の指示に従って行動した結果、また顧客に怒鳴られる。
この繰り返しでした。
その結果、
- トイレで毎日泣くのは当たり前(事務所の真ん中で我慢できず声をあげて泣いたこともある)
- 休みの日にも持っていないはずの社用携帯の着信音が幻聴で聞こえて、その度に苦しくなる
- エレベーターに乗るだけで会社のエレベーターがフラッシュバックしてパニックを起こしそうになる
- 精神が常に追い詰められていて、本当に些細なことでもすぐに涙が出てくる
という状態でした。
休みの日は平日を迎えるのが怖すぎて、「時間がゆっくりに感じる方法はなんだ?」と考えた結果、一日中時計の針を眺めて過ごしたりしていました。
自分のいる環境が特別異常だとも思えず、「世の中の人はこんなに大変な思いをして仕事をしてるんだ」「これに耐えられない私のは私が甘えているだけだ」とも思いこんでいました。
そんな状態なので、転職活動をする余力なんて全然ありませんでしたし、転職をしたところで今より環境が良くなるという確信は持てないでいました。
とりあえず一歩を踏み出した
転職エージェントに登録
そうは言っても、さすがにこの状態を何年も続けていくなんて考えられず、転職エージェントに登録だけしました。
するとすぐにキャリアアドバイザーとの面談の日程調整をすることになりました。
転職エージェントの利用の流れに関してはこちらの記事にまとめてあります↓↓
本格的に転職活動をする気力はない中でしたが、キャリアアドバイザーに私のいる環境をお話したところ、すごく親身になって話を聞いてくれて、話をしながら泣きそうになったのを覚えています。
転職相談というよりも、カウンセラーに悩みを聞いてもらっているような形になっていました。
全てを聞き終わった後「あなたのいる環境は異常です。今いる環境よりも良い会社はいくらでもありますよ」と断言してくれました。
これを聞いてやっと「私が甘いだけじゃないんだ」ということに気づかされました。
社外の人に転職したいということを伝えた
転職活動をしていることを社内の人に言うのは良く思われない可能性があるのでお勧めしませんが、社外の人には積極的に話すことをお勧めします。
私は、色んな人に今いる環境が限界であることや、転職を考えていることを伝えました。
キャリアアドバイザーに私のいる環境が異常なだけで、私が甘いわけではないと言ってもらえたおかげで、周りの人に「辛い」と伝えることに抵抗がなくなったことが大きかったと思います。
すると、それを聞いた方から「うちの役員が新部署の開設に伴って人を探しているから面接受けてみない?」と声をかけてくれました。
そのお話は正社員での採用ではありませんでしたが、条件としては「在宅でもOK」「給料も今と変わらない」とのことで、突然舞い込んだ話にしてはこれ以上ないくらい最高なものでした。
その後、その役員の方と簡単な面接をしてその場で「〇〇さんの紹介だし、話をしてみて全く問題なさそうだから、ぜひ入社してほしい」とあっさり内定をもらうことができました。
本当にその会社に行くべきか?現職の他の部署も見てみるべきか?

内定は頂けたものの、やはり「正社員ではない」というのは私の中でかなり引っかかっていました。
しかし、「今会社を辞めても無職にはならない」というのは私の中で大きな自信になりました。
すると、色々と冷静に考えられるようになってきて「一つの部署しか知らないまま転職してしまっていいのか?」と思うようになりました。
当時いた部署は社内でも特殊な部署で、他の部署の方との関わりもあまりなかったので、一度他部署の人に相談してから決めようと思い、新人研修の頃お世話になった総務部の先輩に連絡を取りました。
そこでこれまで思ってきたこと、今の部署の状況を全て話しました。
私としては「他部署の先輩に相談したい」という程度の気持ちだったのですが、その方が総務部部長に私が話したことを報告してくれました。
そこからはとんとん拍子に総務部部長との面談⇒副社長との面談(!)⇒社長との面談(!?)とどんどん話が大事になっていきました。
この時内定を持っていなければ、尻込みしてしまっていたと思いますが、「どうなっても内定をもらった会社に行けばいい」と強気になれたお陰で、全部の面談でこれまで思っていたことを全て伝えることができました。
その結果、副社長から「希望の部署に異動させるから、退職はしないで欲しい」という言葉までもらうことができました。
転職or異動で散々悩みましたが、その後、さらに色んな部署の方に時間をもらって話を聞きにいき、他部署では今感じている辛さを感じることはなさそうだと判断をしました。
そして、最終的に異動をしてもう少し頑張ることに決め、内定を頂いた会社は辞退をさせてもらいました。
異動した先ではこれまであんなに苦しんでいたのが嘘のように辛いことが無くなりました。
当時「私が甘いだけだからどこに行っても何も変わらない」と思っていたのは完全に間違いでした。
予想外の副効果

私がこうやって色々と行動したことにより、会社全体で私のいた部署が問題視されるようになりました。
その結果、私と一緒に辛い思いをしていた同期も異動できることになりましたし、一つ下の後輩達もその後異動をすることができました。
同期や後輩にも「転職をする」という選択肢もあったようですが、私の行動がきっかけで今も一緒の会社で働くことができているのは本当に良かったと思います。
まとめ:転職活動をした結果、部署異動ができた話
精神状態がぎりぎりだった私が最初にしたことは二つだけです。
- 転職エージェントに登録をした
- 転職活動をしていることを社外の人に話した
これだけで全てが良い方向に転がりました。
今毎日が辛くて何も動き出せないという方。
とりあえず転職エージェントの面談にだけでも行ってみてください。
転職エージェントは沢山ありますが、私が一番親身になって話を聞いて頂けたのはdodaさんでした。
一歩を踏み出せば何かが変わります。
それで本当に転職をしてもいいですし、内定を取れればそれを盾にして会社に希望を伝えることもできます。
キャリアアドバイザーと面談をすることで自分が今いる環境が異常だと気付けるだけでも前を向けるようになると思います。
今あなたが辛いのは、あなたが甘いからではないですよ(^^)/
あなたがその辛い環境から一刻も早く抜け出せるように、まずは一歩踏み出してみてください。
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