【計算が苦手な営業マン必見】利益率?原価率?掛け率?営業に必要な計算式3選を徹底解説!

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こんにちは、さくらです。

営業には数字の計算がついて回ります。

でも、営業って文系出身の人が多くて、「計算よくわからない!!!」となっている方、いらっしゃいませんか?

はい、一年目の時の筆者です。笑

研修を受けながら同期一同「????」となっていました(;´・ω・)

今回の記事は、営業で計算に困ったらとりあえずこの記事を見ればなんとかなるように、解説をしていきたいと思います!

一応、それぞれ解説も書いていますが、混乱してしまう方は計算式だけ丸暗記で良いと思いますので、途中で分からなくなってしまっても安心してくださいね(^^)/

①掛け率の計算

掛け率とは?

「掛け率」とは、上代に対しての下代の割合のこと。

新人営業マン<br>
新人営業マン

え??上代?下代?もう意味分からないんだけど?!?!

という声が聞こえてきそうですが、安心してください。

今から解説していきます。

上代と下代って何?

上代とは、消費者に提示されている「定価、小売販売価格」のこと
下代とは、メーカーなどからの「仕入金額」のこと

例えば、駄菓子屋で100円の駄菓子が売っていたとします。

この「100円」が上代(定価)です。

しかし、駄菓子屋は利益を得るために、その駄菓子を100円より安く仕入れて販売をしているはずです。

その時、駄菓子屋がメーカーから70円で駄菓子を仕入れているとします。

この「70円」が下代(仕入価格)となります。

掛け率の計算方法

この70円が100円に対して、何割かというのが「掛け率」です。

つまり、70÷100=0.7で、掛け率は70%ということになります。

掛け率の計算式
下代(仕入価格)÷上代(定価)=掛け率

一般的に掛け率の話をする時、「上代(定価)の70%」と言うよりも「上代(定価)の7掛け」という表現を使うことが多いです。

60%なら6掛け、50%なら5掛け、と言った具合ですね。

反対に「下代は上代の7掛けです」と言われた場合は上代(100円)×掛け率(0.7)=下代(70円)という計算になります。

実際の営業の場面では、「この仕切価格(下代)は定価(上代)何掛けですか?」とお客様に聞かれたり、反対に仕入れ先から「仕切価格(下代)は定価(上代)の50%になります」と言った感じで会話に頻繁に出てきます。

「なんのこと???」となってしまわないように、今からしっかり勉強しておきましょう!

②原価率の計算

原価率とは?

原価率とは、販売価格に対する原価の割合のこと

また新しい言葉が出てきましたね(;^ω^)

こちらも解説していきます。

原価って何?

今度は駄菓子屋に商品を卸しているメーカーの立場で考えてみましょう。

メーカーの駄菓子屋への販売価格は70円でした。

メーカーは自社で駄菓子を作っていますが、もちろん駄菓子は無料で生み出せるものではありません。

メーカーがこの駄菓子を作るためにかかる費用のことを「原価」と言います。

※先ほどの駄菓子屋の立場で考えると、原価はメーカーからの仕入価格である70円です。
その商品を販売するためにかかってくる費用が「原価」なので、立場によって「原価」が何を指すかは変わってきます。
ここでは掛け率の計算と区別がつきにくくなるので、メーカーの立場で説明していきます。

原価率の計算方法

原価には人件費や材料費など色々とありますが、ここでは単純に原価は材料費だけとして考えてみます。

原価(材料費)が35円とします。

原価(35円)が、販売価格(70円)に対して、何割かを計算するので、

35÷70=0.5となり、原価率は50%ということがわかります。

原価率の計算式
原価÷販売価格=原価率

③利益(粗利)率

利益(粗利)率とは?

販売価格に対する利益(粗利)の割合のこと

では、毎度おなじみ、利益(粗利)とは何かをまず見ていきましょう。

利益(粗利)って何?

販売金額-仕入金額(原価)=利益(粗利)となります。

先ほどのメーカーの立場で考えると、

70円(販売価格)-35円(原価)=35円が利益(粗利)ですね!

これは比較的分かりやすいのではないでしょうか。

利益(粗利)率の計算方法

利益率の計算は、原価に利益を〇〇%乗せた販売価格を出したい時に使います。

では、ここで問題です。

原価500円に利益を20%乗せるには、どういう計算になるでしょうか。

新人営業マン
新人営業マン

500円に20%乗せるんでしょ!
500×1.2=600円!!

・・・・・・・違います。

これ、めちゃくちゃよくある勘違いです。

先に結論を言うと、500÷(1-0.2)=625円が正解です。

利益率の計算
原価÷(1-利益率)=販売価格

利益〇〇%というのは、販売価格に対する利益(粗利)の割合でしたね。

しかし、500円(原価)×1.2=600円というのは、原価の20%(100円)が利益になっている金額です。

ここで出さなくてはいけないのは、「販売価格の20%が利益になっている価格」です。

625円(販売価格)ー500円(原価)=125円(利益)

625円(販売価格)×0.2(利益率20%)=125円で、販売価格の20%が利益になる販売価格になっていますね。

また、原価率+利益率=100%となります。

※販売価格が100円、原価が80円の時、100-80円で、利益は20円ですね。
原価(80円)+利益(20円)=販売価格(100円)です。
ここから、原価率80%+利益率20%で100%ということが分かります。

先ほどの計算式の ”原価÷(1-利益率)=販売価格” で出てきた「1」はこの100%を表しています。

先ほど原価率の計算で行ったように、原価÷販売価格=原価率です。

原価率=1-0.2(今回の利益率)=0.8

これを当てはめると、500円(原価)÷販売価格(今回出したい金額)=0.8(原価率)なので、

販売価格(今回出したい金額)=500円(原価)÷0.8=625円という計算になります。

これを一気に計算する式が、

原価(500円)÷(1-利益率(20%で0.2))=販売価格(625円)

となるわけです。

まとめ:営業に必要な計算式3選

如何でしたでしょうか。

新人営業マン
新人営業マン

頭が痛くなってきた。。。

すごく気持ちはよく分かります(;^ω^)

そういう方はとにかく、

下代(仕入価格)÷上代(定価)=掛け率
原価÷販売価格=原価率
原価÷(1-利益率)=販売価格

これだけ丸暗記しちゃいましょう!!

それでもこれってどういうことだっけ。。。と急に分からなくなってしまった時には、いつでもこの記事に戻ってきてください。

もしどうしても混乱してしまう方は、コメント欄に質問を頂ければと思います(^O^)/

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